おじさんたちのバトルロイヤル

板谷みきょう(いたや・みきょう)

当別町在住。
中学の頃、日本フォークのプロテストソングとアングラ・フォークの存在に触発され、感情の赴くままに唄い叫ぶ情念派フォークに強く惹かれる。高校時代にフォークシンガーの室井まさゆき氏に師事し、各地を共に唄い始める。その後も唄に留まらない表現の模索から一時、パンクバンドのボーカル「厠之臭(かわやこれくさ)」としてライブハウスで定期ライブをする。国際交流イベント出演から狐面などを付けて唄うスタイルを確立する。障碍を超えた表現集団、総勢17名の【北方派五分楽団】総帥として活躍。
代表曲には、「鬼さんどちら」「モンゴルを渡る風」お座敷小唄の替歌「じゃがいもの唄」などがある。

 
びびんちょ(伊藤龍寛 いとう・たつひろ)

青森県下北半島出身、北海道育ち。野幌在住。
小さな頃は虚弱だったため、小・中学校を特殊学級で送る。中学の頃、憧れと共にドラムを始め、グループサウンズのバンドに加わり音楽と出会う。後のフォークブームよりギターを始め、即興で唄ううちオリジナル曲が生まれ、ソロで唄い始める。歌を作り唄う事で仲間と出会い、人間性を育み、主治医からは奇跡と言わせるまでとなる。内装職人として働きながら、くったくのない明るさと、いつまでも少年のままの感受性で『出会い』を大切にしながら唄い続けている。
代表曲には「であい」「ちいちゃなふるさと」「ひとりのへや」「ぼくの紙飛行機」「南部」などがある。

 
阿知波一道(あちわ・いちどう)

北海道出身。今金町在住。
高校時代に聴いた反戦歌に刺激を受け、フォークソングを聞き始める。京都での大学時代、アメリカのそして日本の様々な歌い手から影響を受け、自ら歌を書き、ライブハウスなどで歌い始める。現在、真宗大谷派法林寺(北海道今金町)住職。法務のかたわら、「いのち」から「いのち」へと響きつづけるものをテーマとして歌い続けている。
代表曲には、「時間という名の列車に乗って」「パトナの少年」「踊ってよギリヤークさん」「空は飛ぶ鳥を選ばない」「Peace to You」少女Aの替歌「坊主A」などがある。


二十数年前に偶然三人は出会い、それぞれのスタイルの違いをお互いに認め合いながら、ギター1本で弾き語る舞台表現を高めあう。
ギター一本だけで歌う不定期な企画ライブ『バトルロイヤル』に参加出演したがその後、出演者達は、どんどん唄うことを止めて行き、現在、残っている三人の毎年打つ企画が、『おじさん達のバトルロイヤル』となる。